fine-club.project approach with well-balanced mind for a balanced life

キャノーラ油には、環境ホルモン作用あり

09.30.2015 · Posted in

キャノーラは菜種を遺伝子組み換えした品種で、これがいちばん日本で使用されている食用油。

遺伝子組み換えの菜種やトウモロコシの油脂の搾りかすは、家畜の配合飼料となるので、食用油業界と畜産業界は、持ちつ持たれつの関係。

キャノーラ油に毒性があっても、簡単にやめるわけにはいかない。

キャノーラ油

日本で供給されている食用油は、キャノーラ油、パーム油、大豆油の順になります。

キャノーラは菜種を遺伝子組み換えした品種で、これがいちばん日本で使用されている食用油になります。

食用油と畜産業界とは切ってもきれない関係があります。そもそも食用油は、濃厚な配合飼料として適しているトウモロコシ、大豆、菜種などの油糧種子の副産物の、消費措置として企てられたと考えてよいでしょう。つまり、家畜のえさから、人間の食生活へ浸透していったことになります。家畜飼料の副産物である食用油を捨てるよりは消費させた方が賢明だと考えたのでしょう。

1970年代後半にカナダの研究グループにより、在来菜種が保持する毒性物質をほとんど減らしたキャノーラ種の遺伝子組み換え種改良に成功しました。

しかし、その後このキャノーラ油を摂取した生物への毒性が明らかになってきました。キャノーラ油を与えたラットの心臓に脂肪蓄積が見つかりました。業界は慌てて安全性の検査が行われるようになりましたが、輸出国にとって大きい財源だったこともあるためか、結局あいまいな解釈で終わり、いまだに消費の拡大はとまっていません。

キャノーラ油にラットの寿命を短縮させる作用、脳に影響を与える微量成分が他の食用油に比べて多いこと(脳卒中促進作用)、毒性が世代を超えて影響を与えること、環境ホルモンに酷似した有害物質が含まれ、前立腺がん、精子減少、不妊などへの影響の可能性が高いことがいわれています。この物質はいまだ同定できていません。

また、家畜飼料としても、大豆かすよりキャノーラ菜種かすの方が有害(環境ホルモン作用)であることもわかっていますが、畜産業の利潤を考えれば菜種かすの割合がどうしても増えてしまいます。

ちなみに、輸入される搾油用菜種の90%は、カナダ産のキャノーラ品種です。遺伝子組換えによるラウンドアップレディー(グリホサート耐性)品種、リバティーリンク(グルホシネート耐性)品種が主力であり、大量に日本に輸出されていますが、油に遺伝子組み換え食品の表示義務がないのは周知のとおりです。

キャノーラ油は揚げ物や加熱料理に確かに適していますが、このように長期的には環境ホルモン作用などがあるため、使用はできるだけ避けるのがよいと思われます。

吉富信長氏のFacebookより

https://www.facebook.com/nobunaga.yoshitomi/posts/485555128291527

Leave a Reply

WP-SpamFree by Pole Position Marketing