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「復興」が進まない理由とは

03.31.2017 · Posted in 震災復興

この4月1日で、一部を除いて、避難指示のあった地域の避難指示が解除される。

「除染が進んで帰還できる」ということになっているが、実際には放射能汚染はまだ続いているし、町として機能しない場所で生活はできない。

しかし、「帰還していいよ」ということとと引き換えに、助成も支援も減る。
そのウラには、「被災者ばかり支援して、そのつけで税金があがったりするのが許せない」という国民の意識があるのではないか。

「国と東電が起こした事故である。これはみなが認めることだろう。だが、だとすれば、東電の電気を使っていた人はみな加害者なのである。
そして国に責任があるということは、国民自身にも責任があるということだ。」

被災者にはもう十分支援したでしょ? もういいじゃん、という国民の意識が復興をさせない状況に結びついているのではないか。

原発の恩恵を受けてきた人間が多いからかもしれないが、町や子どもたちの将来を考えれば、もっと根本的に国に対して立ち上がってもいいのではないか、とも思う。

東北のメンタリティなのかな・・

●この国は「復興」を諦めたのか? 帰還政策が奪った「福島の未来」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51232

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