福島の農家を苦しめる賠償制度
距離や放射線量だけで境界がつくられ、死んだ牛や廃棄した牛乳についての賠償金は支払われても、汚染された稲わらや堆肥の大部分は対象外。米は全袋検査ができなければ出荷できないので作付けしても無駄に終わる。
零細農家は販売実績がないと、賠償の対象外。
放射能は見えないし、防ぐ手立てもない。自然のなかで連続した作業を経る農家は、あちこちから入り込んでくる放射能のせいで立ち行かなくなっている。
役人の数値だけの境界で賠償するしないなど全く意味をなさない。規模が小さければ認めもしない。
人の営みを全く無視したやりかたである。
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