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謙虚さ 慈しむ心

06.25.2015 · Posted in view

小学生の作文に、人と人、家族の理想が描かれている。

相手を気遣うことができる家族、

ひとつの現象を違った角度で見て、それを言葉にできる人間関係。

相手を慈しむ心、謙虚さ、感謝・・・

みんなが、こういうふうになればいい社会になるはずなのに。

 今日私が学校から帰えると、お母さんが「お兄ちゃんの机を拭いていたら金魚鉢を落として割ってしまった。もっと気をつければよかったのに、お母さん、悪かった」と言いました。するとお兄ちゃんは「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった」って言いました。
 でも私は思い出しました。きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき私は「危ないな…」って思ったのにそれを言わなかったから、私が悪かったといいました。
 夜、帰ってきてそれを聞いたお父さんは「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき、丸い方でなく四角い方にすればよかったなぁ。お父さんが悪かった」と言いました。そしてみんなが笑いました。
 うちはいつもこうなんです。
 うちの家はいつもみんなが悪いのです。

高木 善之・著 「ありがとう」(地球村出版) より

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