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Archive for the ‘震災復興’ Category

被災しながら、被災地で支援する人の想い

03.31.2012 · Posted in 震災復興

被災地の友人(女性)からメールがきた。
「自分は被災地の人間ですが、気持ちはボランティアの方と同じ。被災地の人は支援される環境に甘えている人も多く、そこから自立を促すには、どうしたらいいか、自分は何ができるか、ずっと考えています。でも、答えはでません。
東京から見て、今の被災地、支援の在り方、今後のことについて、厳しくてもいいので、率直な意見をください」

彼女の家は、運良く大きな被災は免れ、壁や窓が壊れた程度。そのため、早くから私設避難所として多くの被災者の支援を行ない、被災しながら、東京や外部からの支援を被災地の個人や現場につなぐために、一生懸命がんばっている。 (さらに…)

良い支援のつながりとは

03.27.2012 · Posted in view, 震災復興

東北から都内に母子避難している中学生3年生が都立高校の受験に失敗した。経済的に厳しいため、私立の滑り止めも受けていない。合格発表後に公立で探すとなると定時制くらいしかない。

避難生活でゆとりもなく、避難所暮らしなどの環境の変化、どこに住むのか今後の見通しも見えない状況での受験勉強は、さぞかし大変だっただろう。東北と都内では、高校に関する考え方、学校選びなども全然違う。

地方は公立高校にいくのが一般なので、公立中学校の進路指導も教育内容も、ある意味きちんとしている。「15の春を泣かせない」と中学校の先生は絶対に受かる指導をするのが基本。一方、 (さらに…)

シンディー・ローパー記者会見 at日本外国特派員協会

03.17.2012 · Posted in view, 震災復興

シンディー・ローパー記者会見 at日本外国特派員協会:全文掲載
@NHK「かぶん」ブログ
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/112997.html

シンディ・ローパー、つくづくすごい人ですね。

きちんと現地にいって、現地の人の現状を少しでも肌で感じ、理解しようと、自分から入っていこうとする。
石巻も福島も、自分から足を踏み入れ、自分ができることをきちんと考えて、言葉にして、実行する。

すべて受け入れるのは難しいし、同情するだけでもなく、できること、できないことを具体的に提案として出す。
経済復興として、買い物するなら、東北のものを、お酒を!と、なぜ、そう思えるのかも含めて、人に訴える。 (さらに…)

誰でもできる被災者支援、たくさんの人の協力を

01.08.2012 · Posted in view, 震災復興

昨年クリスマスの頃、福島から母子避難しているAさんから連絡がきた。
「赤坂プリンスに避難していた男性が、赤プリ退所後身体を壊し入院。10日程前に退院したが、都からは病院の近くの部屋を提供されたが、生活用品が何もそろっていない。都や赤十字から提供される家電などの生活用品もまだ届いておらず、支援してあげられないか」。

Aさんがいうには、母子避難していると、子どものために何が必要なものは、調達しようと必死で駆けずり回るが、退院後すぐでは土地勘のない土地で思うように動き回れないだろうし、男性だと知らない人間から何かをもらったり提供されたりすることに抵抗があるだろう。特に、東北の男性は「武士は食わねど高楊枝」的な思考が強く、信頼関係ができるまで、素直に提供を受けるのがなかなか難しい。また、母子避難の人たちは、ある程度まとまって暮らして、お互い協力や情報交換ができるが、一般のところにひとりで暮らしていると、いろいろな支援が届かない、ということだった。 (さらに…)

【東日本大震災女性支援ネットワーク】被災地の女性の雇用支援充実のお願い

12.24.2011 · Posted in 女性問題, 震災復興

東日本大震災女性支援ネットワーク】は、12月19日(月)小宮山厚労大臣、被災地の女性の雇用支援充実の申し入れを行いました。

【東日本大震災女性支援ネットワーク】は、東日本大震災で被災された女性たちを支援する団体がより支援しやすくするための情報提供やネットワークをつなげる中間支援団体で、最近、メディア担当でお手伝いすることになりました。19日も厚労大臣への申し入れに同行してきました。

事前に被災地や被災された女性たちからのメッセージを集め、その声から雇用支援には何が必要か要望書をまとめ、厚労大臣にお渡ししてきました。

19日の申し入れは、16日(金)に決まり、週末の数日でメッセージを集め、被災者や支援活動をされている方々から70近い数が集まりました。
被災地の女性の現状を伝える貴重な声なので、こちらにも転載します。 (さらに…)

被災地女子中高生の本音

11.12.2011 · Posted in 女性問題, 子ども, 震災復興

仙台で支援活動を行なっている門間尚子さん(活動ブログ:センダイポデロサ日記)が、3・11からの4ヶ月間で出会った女性中高生から聴いた声の一部を紹介している。

大人たちが大変で忙しいときには、子どもたちは大人に気を遣っていて本音をいわない。まだ乳幼児や小学生は、自分自身をコントロールできず感情があふれ出てしまうけれど、中高生になると、下の兄弟の面倒もみなければならず、大人の大変さもわかるので、余計に我慢している。

被災地復興の狭間で子どもたちの声は後回しにされがち。このコメントは、思春期特有の女子の心の叫びであり、今後の心のケアをするうえで、とても貴重な内容である。3・11から半年以上たった今、被災地外では震災が風化していきつつある状況で、いまだに復興のメドもたたず、こんな気持ちを抱えながら暮らしている子どもたちや多くの人がいることを忘れてはいけないと思う。 (さらに…)

10月29日「東日本大震災 私たちだからできること〜Pray and Action〜」

11.12.2011 · Posted in 女性問題, 震災復興

10月29日 「東日本大震災 私たちだからできること〜Pray and Action〜」に参加した。

基調講演は、3・11からの支援活動を「センダイポデロサ日記」につづる門間尚子さん。

シンポジウムでは、下記3名のそれぞれの活動報告とともに、門馬さんを加えて4名が、「今後、私たちだからできること」について、それぞれの思いを語った。

震災後の女性・子ども応援プロジェクト 藤原志帆子さん
「“女性や子どもが主体”になれる復興のかたち」

インパクト東京 森山奈央美さん
「震災を通じて考える“私を守れる、私”」

災害時の性暴力・DV防止ネットワーク 山本潤さん
「“震災後の社会”が性暴力を許さない社会になるために」

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門間尚子さんの基調講演の一部を紹介したい。 (さらに…)

くれくれ病

08.07.2011 · Posted in 震災復興

世界的規模で寄付金を集めるNGO。命に関わる状況での支援は、そのネットワークと潤沢な資金を使って、食料や生活費必需品を投入する有効な緊急支援が行われている。緊急事態をとりあえず脱した第2フェーズ、第3フェーズの生活支援においては、そういう団体は地域性や現場特有の状況を考慮に入れた支援が必要なため、現場での対応力や専門性のある団体や個人に委託して支援を行うことが多い。その支援は、どのように物資を供給するかということも大事だが、人的サービスの比重が増える。お金の集まる団体には、物資も集まるというわけで、大手企業からの物資提供でモノの種類も豊富、量もたくさんある。そういった物資は、緊急支援は必要でなくなった後も、物資が届けられる。 (さらに…)

8/5-6 南三陸

08.07.2011 · Posted in 震災復興

3・11からようやく5ヶ月がたとうとする、南三陸。町はずいぶんきれいに片付けられ、人々は仮設住宅での暮らしに落ち着きを見せていた。

車しかなかった交通も、宮城交通の仙台〜気仙沼バスが、14:20と16:30の1日に2本出ていて、今回はこのバスで行った。仙台のバス停になかなかバスが来ず、30分程出発が遅れ、インターチェンジに入るのにも渋滞。ホテル観洋につくのも遅れた。 (さらに…)