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Archive for 1月, 2013

日本の未来は、暗い?

01.26.2013 · Posted in 社会

2013年の新成人に日本の未来について尋ねたアンケート結果、「暗いと思う」77.4%、「明るいと思う」22.6%という結果。

◆「日本の未来は暗い」77%
http://diamond.jp/articles/-/30493

2012年新成人は、「暗いと思う」が79.8%に比べて減ってはいるが、女性だけを見ると、「暗いと思う」は、79.6%。女性の方が現実的なことを考えれば、楽観できる部分が少ないと実感しているのだろう。

生まれたときから右肩下がりを目の当たりにみてきた世代で簡単に希望を見いだせない。モノも情報も出尽くした感があり、ちょっとやそっとでは面白い未知なものが出る予感がしない。そのうえ、高齢者が多く、就職難や子育てがしづらいなど、昔からの弊害が改善されないままの社会で、人口バランスからも上の世代からのしわ寄せが、若者に回ってくるのが明白・・・

そんななかでも、「自分たちの世代が“日本を変えていきたい”と思うか」を聞いたところ、「そう思う」「ややそう思う」と答えた人は合わせて64.8%もいる。 (さらに…)

普通と当たり前

01.22.2013 · Posted in view

岩手で被災者支援をしている方にインタビューした。
「岩手は、”恥の文化・我慢は美徳”。離婚は、ワガママ女のレッテルを貼られ、夫のDVや借金から逃げてきても、我慢できない嫁が悪い、といわれる。旦那や姑に文句をいわれても、殴られても我慢が当たり前。ひとり親の母親が必死で働くために高齢者に子どもを預けると、子どもに面と向かって「悪いお母さんだね」といわれる。嫁は我慢してその家に従う者という意識が男性だけでなく、高齢者にも根強い」。

東京と東北の文化は違うと知っていたが、それほど違うのかと、改めて、その土地の”当たり前”の感覚に驚いた。もちろん、地方にいけば、離婚した女性への風当たりが強いのは知っていたが、それほどまでか、と。東京からすると、何十年前の感覚だろう。
今や日本は3組に1組が離婚する「離婚大国」なのに、女性だけが責められる現実。 (さらに…)

“消えた”子どもの自殺 – NHK 追跡!真相ファイルを視て

01.12.2013 · Posted in view, 子ども, 社会

大津の中2いじめ事件を注視していたが、いっこうに何も進まず、やっと外部有識者調査委員会が発足し、「いじめ」と認定し、加害者の同級生がやっと書類送検され、滋賀県警が、被害届を受理しなかったことを謝罪したのが、2012年12月27日。それでも、まだ自殺との因果関係について「結論はまだ」だという。

校長、教育長や学校、県警、市長などのひどすぎる対応がテレビやネットで流れ、同級生たちの訴えにもかかわらず、ここまでたどりつくのに、2011年10月に中2男子生徒が自殺してから、1年3ヶ月もかかること自体、本当に異常。

日本の学校の閉鎖性と教育関係者たちの感覚の異常さは、子どもを育てることをなんだと思っているんだという怒りと同時に、そんなところに子どもを預けなければいけない恐怖に代わる。

2012年12月26日(水)に「“消えた”子どもの自殺 – NHK 追跡!真相ファイル」が放送された。 (さらに…)

かつての日本各地の自然放射線

01.12.2013 · Posted in 原発・放射能

3・11後、放射線量の数値に一喜一憂する人が多かった頃、東京や横浜の元々の放射線量は、どれくらいだったんだろう、とずっと疑問にもっていた。

昨年、あるシンポジウムで、文科省の人からの食物の放射線についての話を聞いたときの質疑応答で、「震災前の全国の放射線数値のデータはないんですか?」と質問したところ、「ありません。問題があるわけがないので測ってない」という返事があった。役人は、ないことを前提にしているので、お話にならないな、という気がしたので、それからツッコミもしなかった。

年初に「内部被ばくを考える市民研究会」が、かつての日本各地の自然放射線のデータをupしてくださったので載せておく。

●内部被ばくを考える市民研究会
「かつての日本各地の自然放射線はどのくらいだったのか?」
http://www.radiationexposuresociety.com/archives/2417

2012年版「男女格差報告」で、日本は135カ国中101位に転落

01.08.2013 · Posted in 女性問題, 社会

世界経済フォーラムの2012年版「男女格差報告」で、日本は135カ国中101位と2011年(98位)から2年連続で順位を落とした。 2009年はに75位まで上がったが、それ以降、どんどん落ちていくばかり。先進国でも異常だ。日本は、どんどん後進国になりつつあるのか?

日本の女性の地位はいつまでたっても上がらないのは、構造的な問題や法的な問題もあるが、男性の意識だけでなく、女性の意識も変わらない背景がある。

【男女平等101位】変われない日本でいいのか

http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=295169&nwIW=1&nwVt=knd

(高知新聞社説 2012年11月05日08時26分)

 先進国として「ありえない」評価だ。世界経済フォーラムの2012年版「男女格差報告」で、日本は135カ国中101位と3桁台に転落した。11年(98位)から2年連続で順位を落とした。

 日本が男女格差の解消に不熱心な国とのレッテルは、半ば定着している。国際社会からの信頼をつなぎ留めるためにも、改善への努力を見せる必要がある。

 同フォーラムは、各国の女性の地位を、「経済」「教育」「政治」「健康」の4分野で分析し、数値化したものを総合ランキングで公表している。

 「最も格差が小さい」1位のアイスランドをはじめ、上位は今回も北欧勢が占めたが、ドイツ(13位)、英国(18位)、米国(22位)といった主要国の中でも日本の異質ぶりが際立つ。 (さらに…)

不可視化された貧困

01.02.2013 · Posted in view, 社会

日本の貧困は、相対的貧困といわれる。それなりにきれいな服を着て、家がなくても24時間営業の店で寝泊まりでき、数百円で食事ができる。途上国とは違い、なんとか生きていける環境がある。昔のように貧困はパッ見ではわからない。

高度経済成長期に総中流化した日本人は、見た目だけの中流化を残したまま、持つ者と持たざる者の格差は一向に広がるばかりで埋まらない。落ちるのは早いが、学歴、職業、病気、障害、国籍、出身地、家庭環境、出自、いったん入り込んだ環境からは容易に抜け出ることができない。

経済成長期に「努力は報われる」と教えこまれた団塊世代の硬直した意識のなか、貧困を招いたのは努力不足、根性が足りないなどと精神論で片付けられる。また、自己責任論がまかり通る今、他人の複雑な状況に人はあまり入り込めない。貧困は学歴に比例することが多いため、貧困の原因や現状を訴えるだけのロジックを唱えられたり社会に還元する当事者が少ない。経済不安のなかで、「しんどいのは皆同じ」など一緒にされてしまう。

家庭環境や病気、学歴など貧困のきっかけになる原因を本人は恥となることからオープンにしないため、社会保障の枠組みからこぼれおち、ますます深みにはまる。暮らし、仕事、医療と縦割化された制度ではひとつが解決しても、また別の原因で困窮状態に落ち込む。連動して行わなければ、本当の意味で貧困から脱することはできない。

東北の被災者のインタビュー、下記の連載を読んで、社会的包摂の考え方による支援制度の必要を強く感じる。

●闇の中の社会学〜開沼博
http://diamond.jp/category/s-yaminonakanoshakaigaku