人身取引被害から 若い女性や子どもたちを救う
NPO法人 ポラリスプロジェクト 日本事務所代表 藤原 志帆子さん
●人身取引の被害者への相談支援
「人身取引は、麻薬取引に継ぐ、第二の犯罪産業。被害者の8割が女性で、その半分が子ども。日本では法の不備や支援機関が確立されていないうえに、周りの無関心も加わり、身体・性的な暴力、ことばの暴力から発展する人身取引が急増しています」。
藤原志帆子さんは、ワシントンD.C.に本部のあるポラリスプロジェクトの日本事務所代表として、若い女性や子どもたちへの暴力防止と相談から始まる支援を行っている。性風俗産業でのうそや脅迫による犯罪被害、ビデオや雑誌などポルノ産業での暴力や脅迫などの被害、「援助交際」や性風俗産業に関わる子どもたちなど、犯罪に関する情報を匿名で受け付け、救済活動を続けている。 (さらに…)