断食の効用
下痢をおこしたときは、「干す」ことにしている。
下痢は、体内で不要なものや消化しきれない悪いものを身体の排出しようとしているので、絶対に止めないでどんどん出す。
そして、消化器系の機能が低下しているので、何も入れずに十分に休ませる、つまり、何も食べないで、最低限の水分補給だけにすることにしている。
下痢が起こるときは、暴飲暴食が原因の場合が多い。「酷使してごめんなさい」ってこと。なので、お腹の調子が悪いと空腹感もないので食べる必要もないと考えている。
ネコは、お腹の具合が悪いと食べない。これは、自然治癒力を回復させるための本能的な行動なんだろう。
人間だけが、1日3食に縛られているのは、自然に逆らっている。
食べずにしばらくいて、空腹感、食べたい感覚になるまで待って食べる。こんな単純なことも、1日3食の呪縛が頭にこびりついていると、「食べなきゃいけない。食べないと、元気が出ない」という強迫観念から、ついつい口にものを運んでしまう。
「食べたいとき。それは、つまり身体が食べ物を欲しているいつとき。だから、食べたいときに食べる」という考えで、食べたいと思わないときに、食べる必要はない。 (さらに…)