第7回 幸せを感じるときとは
2013年9月9日、国連は「世界国民幸福度報告書2013」を発表した。2011年7月に国連加盟国に幸福度の調査を行い、結果を公共政策に活かすことを呼びかけた結果、2012年4月にブータン首相が議長になって最初の世界幸福度報告書(World Happiness Report)が発表され、2013年からは毎年3月20日を国際幸福デーと定めた。
2010~2012年の国別幸福度ランキング結果の上位は、1位デンマーク、2位ノルウエー、3位スイス、4位オランダ、5位スウェーデン。経済大国アメリカは17位、2位の中国は93位、3位の日本は43位で、GDPの高い国が幸福度が高い結果にはなっていない。
「電通こころのラボ」が9月に発表した全国5万人を対象にした「日本人の幸福度調査」では、「幸福度を10段階で例えると5.5」、「日本人の心の季節は秋」、「全国の6割以上の人が”次の時代への準備中”」という結果が出た。 (さらに…)