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Posts Tagged ‘子どもの貧困’

子どもの貧困率が改善したカラクリ。実際には貧困が拡大している。

10.21.2017 · Posted in 貧困

「子どもの貧困率が、6人に1人から7人に1人に改善した」
と発表され、安倍政権の政策の結果のように吹聴し、10月22日に投票が行われる選挙戦でも強調しているが、ところが、実際には、貧困率は改善などしていなかった。

ーーー貧困率の低下はいったい何を意味しているのだろうか。貧困率が下がった「カラクリ」は、結論から言えば、子どもの貧困率の減少は、子どもの貧困の削減を意味しておらず、むしろ貧困の拡大の結果である可能性が高い、ーーー

ということなのだ。

社会の貧困が進み、子育て自体が贅沢になれば、子育てできる人しか子どもを持てない。
そうなると、本当に貧困な人は子どもを持たないため、子どもの貧困は減る、というカラクリ。

統計の数字だけみても実態はわからない。

●子どもの貧困率削減は本当に「好ましい」のか? 貧困率削減の「カラクリ」 (さらに…)

子どもの貧困を把握するには「剥奪指標」も

08.10.2017 · Posted in 子ども, 貧困

子どもの貧困は、「親の所得」を調べるだけではなく、「海水浴に行く」「学習塾に通わせる」といった“子どもが経験する機会が奪われていないか”を調べるために「剥奪指標」を使った調査も必要と阿部氏は指摘している。

<脱 子どもの貧困>(上)「海水浴」の機会も調べよ 首都大学東京・阿部彩教授
(東京新聞 2017年8月8日)
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母子家庭「生活苦しい」8割超え

07.05.2017 · Posted in 子ども, 貧困

子どもの貧困は、「6人に1人」→「7人に1人」に少し緩和したが、ひとり親、特に母子家庭の苦しさは、全くといって変わっていない。

シングルマザーは非正規雇用が多く、雇用状況の変化がないのは、構造的な問題。

大企業の法人税は減少したが、消費税や税金など、生活が苦しい層への支援は、目立ったものはない。あっても少ない。

日本政府は、シングルマザーへの支援はやる気がないんだなぁとつくづく思う。

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子どもの貧困 数字が少しよくなっただけ

07.03.2017 · Posted in 子ども, 貧困

2015年の調査で、子どもの貧困率は、《6人に1人》から《7人に1人》になり、数字としては改善した。

しかし、この調査自体、いろいろ問題あり。実態がこの数字どおりとは限らない。

母子家庭は、全く改善しておらす、2人に1人が貧困のまま。
先進国としては異常。

アベノミクスは失敗しているのに、一部、企業だけが業績アップで経済効果があったといっているが、貧困層は何も変わらず、非正規雇用の実態は何も改善されていない。

少しだけの手当の金額を増やしたり、給付型奨学金ができたのは、前進ともいえるが、貧困から抜け出すのは程遠い。

貧乏人は自己責任、といわんばかりの国の政策。
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困窮な子どもたちを支援するには

06.29.2016 · Posted in 子ども, 貧困

日本の子どもの6人に1人が貧困ということがようやく浸透してきて、様々な支援策が現れてきている。

支援策もひとつの視点ではダメ。困難な状況に陥っている人、子どもは、食事、金銭、教育、病気、障害など様々な要因が複雑に絡み合っているので、ひとつの手を差し伸べたとしても簡単に解決できないのが現状。

また、支援策にもたどりつけない人が多い。そもそも、いろいろな情報を発信しても、ネットやメディア、人間関係が乏しいと情報そのものにアクセスできない。

本当に困っている人に、どうリーチするかが、非常に重要な課題。

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子どもの貧困への支援

03.29.2016 · Posted in 子ども, 貧困

日本の子どもの6人に1人が貧困状態という事実。

きちんと受け止めている大人は、どれくらいいるのだろう?

ただ、お金やモノを渡すだけでは、何も解決しない。

子どもの状況は、本当なら学校で把握できるはず。
学力だけ見ても何もわからないし、いろいろな言動には理由がある。

集団生活として浮いてしまう言動を、すぐに問題行動として「悪」と判断するのは頭の固いバカな大人のやること。

教師や周りでケアする大人が、もっと想像力を駆使し、様々な社会の姿の知識があれば、理解や判断ができるはずだと思うのだが。

こういったシンポジウムに参加する人は、真剣になんとかしようと考えている人(だと考えたい)だと思う。

「共感」の部分には、体験や感受性も関係してくる。
いろいろな視点から理解を深めて支援につなげてほしい。

子どもだけの問題ではなく、親、環境、経済、病気、障害など・・・様々な要因が複雑に絡み合っているので、現状をきちんと把握することとその解決を連携すること、子どもの性格や考え方に配慮して、一方的な解決策を押し付けないことなどが大前提になると思う。

しかし、実際には、福祉と教育の縦割り行政で連携は取れていないし、各自治体での予算の配分や考え方、教師やそれぞれの担当者、専門家といってもスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーそれぞれの捉え方、考え方の個人差であまりにも違いが出すぎる。

そして、複数が関わることで、責任も押し付け合い、子ども本人がどこまで救われたのか、効果や結果を判断するのに、長い期間を要する。

長期間の支援を継続できる仕組みが必要だと思うが、今の日本全体としては子どもにそこまで手をかける気がないのが見え見えで、ごく少数の心ある人たちの努力だけでなんとかなっている。もっときちんとした仕組みができないものか・・・

●ケアは共感が鍵 子どもの貧困と学力の問題
(沖縄タイムス 2016年3月28日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=160676

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貧困大国・日本がわかる本

09.19.2015 · Posted in 子ども, 社会, 貧困

●「貧困大国・日本」の現実から目を背けてはいけない
日本の貧困問題をあぶりだす3冊
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44788

AFPBB News〕2015年4月の厚生労働省の発表によると、日本のホームレス数は6541 人。最も多かったのは大阪府で1657 人。
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子どもの貧困、年々悪化

08.24.2014 · Posted in 子ども

子どもの貧困、年々悪化。

●社説:子どもの貧困 教育の機会を均等に
毎日新聞 2014年08月24日 02時32分
http://mainichi.jp/opinion/news/20140824k0000m070129000c.html

 子どもの貧困率が年々悪化し、国民生活基礎調査では2012年に16.3%と過去最悪を更新した。経済協力開発機構(OECD)やユニセフの調査でも日本の子どもの貧困率は高い部類に属する。政府は必要な政策をまとめた大綱を近く閣議決定するが、現状を放置することは許されない。どのような家庭環境に生まれた子にも未来への機会が開かれている社会にしたい。 (さらに…)