今日のFacebookに長尾氏と内海氏の、「反抗期」についての投稿があり、先住民族にも野生動物にも反抗期がないということだった。つまり、生物として反抗期があること自体が不自然なことなのだ。
今の日本を含めた西洋的発想の国は、反抗期は大人になるための親と自分を分別する重要な時期というふうに定義しているが、実際には反抗期と名付けて大人のコントロール下におき、子どもの能力を正確に測るのを良しとしない社会システムなのだということなのだ。
先住民族は早くから親が子どもに仕事を教え、きちんと自然のなかで生きる術を伝授すれば、それを覚えて1人の大人として自立する。それが14,15歳頃。日本や西洋では、反抗期どまんなかだ。
西洋文明では集団というなかで子どもを育てコミュニティという他人との輪のなかで、常識やらしがらみやらでがんじがらめにして、自立させようとしていないのである。そのうえ、他人の多い集団にいれてしまうと、親がきちんと子どもの能力を判断する機会を失う。そして、複数の他人からの評価を得て、子どもが自立したかどうかを確認するハメになる。
だから年齢だけ大人になっても人の能力を見極められないし大人ばかりだし、自立もできずに何かに依存しっぱなしの人が多いわけだ。この社会システムだから、自立できなくて、すぐに依存したがる人間ばかりになるのに納得してしまった。 (さらに…)