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8/5-6 南三陸

08.07.2011 · Posted in 震災復興

3・11からようやく5ヶ月がたとうとする、南三陸。町はずいぶんきれいに片付けられ、人々は仮設住宅での暮らしに落ち着きを見せていた。

車しかなかった交通も、宮城交通の仙台〜気仙沼バスが、14:20と16:30の1日に2本出ていて、今回はこのバスで行った。仙台のバス停になかなかバスが来ず、30分程出発が遅れ、インターチェンジに入るのにも渋滞。ホテル観洋につくのも遅れた。

来る間、ずっと霧。最近、霧が多いのだという。霧といえば山や森というイメージだが、北上川を通っているときも、道路が見えないくらい。南三陸についても、海から忍び寄ってくる霧で、道路が見えない。海から立ち上る感じは温泉のよう。

ながしず荘で前回の7月に悩まされた緑色の小さい虫は全くおらず、普通にガがいる程度。6月に異常発生していたハエも全くいなかった。

翌朝、志津川町のセブンイレブンがオープンしていたのを発見!
前に来たときは、ここにトラック2台の移動セブンイレブンが営業していた。この町にセブンイレブンが、オープンするのを見ると、復興に一歩ずつ近づいてきているのを実感する。

ながしず荘には、夏休み中は慶応の大学生が、常時20人ほど、ボランティアに来ていた。慶応の先生とのご縁で、宿泊所として紹介したのだが、震災時からしばらく避難所として戸倉の人たちが暮らし、仮設ができるとともに、人が減っていっていっていた。7月に行ったときは、「ここは避難所ではなく、これからやっと民宿としてやってく」というのを聴いて、私は避難者がいなくなったことを内心喜んだのだが、考えてみれば民宿として営業して自立しないといけないという困難が待ち受けていたのだった。そこに夏休み中、常時20人以上のお客さんがいるってことが、復興のステップだってことなんだと後で気づき、紹介して良かったと心から感じた。

普通の民宿として営業しているのなら当然なんだろうが、食事が豪華になっていて驚いた。晩ご飯にとんかつが出るなんて!4月に来たとき、物資が足りないというときに、食事を頂けるだけでありがたいという感覚、水が出ないからお皿を使えず発泡スチロールのトレイを使っていたのを知っているだけに、瀬戸物の食器に、一汁三菜も出てくるのを見ると、贅沢だという気がした。民宿で宿泊費も払っているから当然といえば当然なのだが、ここに来ると食事のありがたみが、本当に身にしみる。

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