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シンディー・ローパー記者会見 at日本外国特派員協会

03.17.2012 · Posted in view, 震災復興

シンディー・ローパー記者会見 at日本外国特派員協会:全文掲載
@NHK「かぶん」ブログ
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/112997.html

シンディ・ローパー、つくづくすごい人ですね。

きちんと現地にいって、現地の人の現状を少しでも肌で感じ、理解しようと、自分から入っていこうとする。
石巻も福島も、自分から足を踏み入れ、自分ができることをきちんと考えて、言葉にして、実行する。

すべて受け入れるのは難しいし、同情するだけでもなく、できること、できないことを具体的に提案として出す。
経済復興として、買い物するなら、東北のものを、お酒を!と、なぜ、そう思えるのかも含めて、人に訴える。

日本で支援に関心のある人は、ときどき行き過ぎて、自分と被災の相手との境界線を見失って疲弊する人も多い。
逆に、自分を守るために、排他的、健康に悪い放射能に関係するのを除外したがる人もいる。
自分を守るのは当たり前だし、できる範囲で支援や応援するのは人として普通だと思うが、本音をいうことで攻撃する人もいる。
こんな人もいるというふうに、なかなか受け止めきれない。善悪、二律背反で分けたがる。世の中、そんなに簡単に白黒つけられないのに。

同じ国で、すぐそばにある問題に、真正面から取り組んで、その先になかなか行けない。
いろいろな視点が入り交じり、答えが簡単に出ないから、その問題から目を背けようとする人も少なくない。
支援や応援したいと思っての言動で、自分の期待していたのを違う反応があると、もう二度としないし、関わらないという思考に陥る人もいる。

誰か目の前に困難を抱えている人がいたら、自分ができる範囲で、何かしようとするのが人間の姿なんじゃないか。
自分で考えて起こした行動なら、どう言われようと、堂々としていればいいんじゃないか。

シンディの最後の言葉が、特に印象的。

歩いていて、前の人が転んで倒れたとき、どうするか?ということです。
立ち止まって、立ち上がるのを手を貸すか、

それともその人を踏んで歩くのか、ということです。

私は転んだ人に手をさしのべるような人間になるように育てられました。

目の前に困っている人に対し、最善をつくすことの大切を痛感する。

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