血液型占い好きの日本人
日本人は血液型占いが本当に好きだ。
人間が、そんな簡単に4タイプに分かれるはずもなく、血液型本にはどの型も同じようなことが書いてあり、科学的にも無効だといわれているにも関わらず、人が数人集まると血液型の話が出てくる。
●血液型占いにすっかり洗脳されている皆さまの目を覚ます呪文について(永江一石) – BLOGOS（ブロゴス）
http://lite.blogos.com/article/65447/?axis=&p=1
「日本はA型社会だから几帳面」という説がまかりとおっているが、なんの根拠もない。「血液型と性格はなんの関係もない」にも関わらず、血液型別特徴は信じられている。
実際の血液型シェアは下記のような感じらしい。
社会実情データ図録 国・人種別血液型シェア
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9450.html
「O型っぽく見えるのに、実はB型だったので、つきあい方を変えよう」なんてことをいう話もよく聞くわけで、実際にあてはまらない例なんて、いくらでも見ているのに、なぜ、日本人はしつこく信じているのだろう。
テレビで流れていることをすぐ鵜呑みにする洗脳されやすい国民性なのも一因だろうと思われるが、口下手で本音を晒すのが不得手な日本人にとって、堂々と人の性格についてとやかく言える血液型ネタはとても好都合なきっかけなんだろう。
実際には諸説あって科学的根拠はないとされているのを知っていても、なんとなくあるよね的な話に同調しようが反論しようが、人間関係に大きく影響しないだろう。自分の考えも話せるし、人の考え方も聞けるわけで、都合がいいコミュニケーション・テーマである。
実際には、「B型だけ厚遇にする。A型はどんなに仕事をしても冷遇する」 なんていってしまう◯鉄道の社長などもいたり、B型と聞いただけで差別する人もいるようだが、そういう行為は、自分が人を見る目を放棄しているようなもので、いつまでたっても人の本質を視ようとしない人なんではないか、と思う。
