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東北被災地での孤独死

09.12.2013 · Posted in 震災復興

9月11日、被災3県での仮設住宅での孤独死が81人もいる。

東北の被災地では復興が進まず、津波が来ない場所の用地造成や、放射能の影響などで、未だに自分の家に住む目処がつかない状態。先行きが見えない状況で、希望を持てるわけもなく、家族を失った一人暮らしでは、生きる気力もわかないだろう。

自殺数は明らかにされなかったが、たぶんかなりの数に上っているだろう。

阪神大震災のときにも高齢者の孤独死が問題になったが、そのときの教訓は活かされているとはいえない。

2020年五輪招致が決まり、東北の取り残された感が今後強まる恐れがある。孤独死防止対策は必要なのに大きな動きもなく、被災地が丸ごと置き去りにされることは、国が国民の命を平等に扱っていない印象が否めない。

 

●被災3県“孤独死”81人 仮設生活長期化で課題
2013.9.11 産経ニュース

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の仮設住宅での、いわゆる“孤独死”が8月末時点で、少なくとも81人に上ることが11日、3県警への取材で分かった。借り上げ住宅などで一人暮らしをしている被災者も多く、孤独死の数はさらに多い可能性がある。

 東日本大震災から11日で2年半。孤独死を防ぐため、自治体などは安否確認に力を入れているが、被災地では、避難の広域化、長期化で地域のつながりが途切れ、孤立を深める被災者も多く、課題が残ったままだ。

 各県警は“孤独死”に関して集計や発表はしていないが、仮設住宅で一人暮らしをしていて、亡くなった状態で見つかった人数を聞いた。県別では岩手21人、宮城37人、福島23人で、65歳以上の高齢者は47人を占めた。死因の半数以上は心疾患などの病気で、自殺者数は明らかにされなかった。

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