うつ病キャンペーンの推移
精神科医、製薬会社とマスコミがタッグを組み、うつ病キャンペーンが始められたのは1999年。「うつは心の風邪」と誰にでもなると広報し、社会不安とともに病気の不安をあおり、一気に該当者を増やした。病気でもない人をうつ病患者に仕立て上げ、ボロ儲けしている精神科医と製薬会社。
薬依存者を増やし続けているが、その手法は時代とともに少しずつ変わってきている。薬だって、単なる商品。マーケティングで販売促進される。しかし他の商品と違って怖いのは、飲んでしまうと、副作用が出たり依存したり、確実に心身が蝕まれていく。
次々に薬が生まれるこのカラクリに気づかない限り、病人が量産され犠牲者が増え続けるだけだ。
医師が出した薬だからといって頭から信用しないこと。自分の身は自分で守るしかない。
ポイントは二つあります。一つは、うつの痛みキャンペーンと同様、誰でも当てはまる体の症状を前面に出すという手法です。これは、多くの人々に網をかけ、不安にさせて捕獲するという、ひたすらえげつない手口です。
もう一つは、「治りにくいうつ病」と「増強療法」を次のうつ病キャンペーンの柱としたことです。これによって、薬で治らないではないかという爆発寸前の患者の不満を逸らすことができる上、さらなる詐欺に投資させることに成功したのです。
うつ病キャンペーンの推移は以下のとおり
第一弾(1999年頃~)
うつは心の風邪。薬を飲めば必ず治る。
※1999年にSSRIが承認されたことでキャンペーンが開始される第二弾(2007年頃~)
うつの薬が効かない人がいる。双極性障害(躁うつ病)が見過ごされていた。
※この頃から双極性障害の適応取得に向けた動きが活発化第三弾(2013年~)
うつ病はこころとからだの症状が出る。抗うつ薬が効かない人には、増強療法という新たな希望が生まれた。
※エビリファイが効能を取得したことで、このような宣伝文句が増える難治性うつ病、治療抵抗性うつ病というものは存在しません。単に自分が治せず、むしろ薬漬けで悪化させてしまった患者に貼るレッテルです。被害者からさらに金を巻き上げるという商法です。
増強療法で「治癒」することなどあり得ません。なぜならば、それは脳を正常化するのではなく、さらに破壊することだからです。ボコボコに殴られ、もう立ち上がれない、話すこともできないという人に熱湯をかけたら、動き回り、叫ぶことができるようになります。治すことはできませんが、見せかけ上元気にすることはできますよ。