fine-club.project approach with well-balanced mind for a balanced life

身体にいい油、悪い油

03.12.2014 · Posted in 健康,

「植物油は、使わないほうがいい」が基本。ラードが一番。
しかし、市販のラードには何が添加されているかわからないし、家畜飼料に何が入っているかわからないので、安全な肉の自家製が最も安心。

「油は何を使う?」

油は何を使えばいいのという質問に対して、一言でいえば「植物油に関しては、どれも極力使わないほうがいい」となります。しかし、私たちが食生活を楽しむなかで、少量に抑えたとしても、植物油を皆無にするのはほぼ難しいでしょう。(少なくとも自分はできない)

油は、いろいろな側面から見るととても複雑であり、研究や疫学調査などもまだまだ発展途上で、さまざまな結果が発表されています。以下、あくまで参考程度にしていただければと思います。

◎油の酸化による害
植物油は生ものとして扱うぐらいの気持ちで、何より鮮度が大切です。基本的には、植物油のほうが不飽和脂肪酸が多いので、飽和脂肪酸である動物油(ラード、ヘッドなど)より酸化しやすい。酸化しやすさはヨウ素価でわかり、ヨウ素価が高いほど酸化しやすいことになります。

えごま油 215
亜麻仁油 215
サフラワ油 153
大豆油 128-142
コーン油 111-131
ゴマ油 103-116
綿実油 105-120
なたね油 95-127
米ぬか油 92-115
オリーブ油 75-88
パーム油 43-56
ココナッツオイル 7-11
ヘッド 32-47
ラード(豚脂) 4-8

※酸化基準ではラード(豚脂)が一番良いことになるが、市販ではどういった家畜から精製しているのかわからないので、手作りのものがよい。また、抗生物質や成長促進剤を与えられた工業的な豚かもしれないし、漂白・脱臭された商業ラードかもしれない。良質なラードを選ぶ必要がある。

◎避けるべき植物油
・マーガリン・ショートニングなど。
・菜種油(カノーラ油)…甲状腺肥大・脳障害など。
・パーム油…発がん促進作用がある。
・紅花油、コーン油、ごま油、グレープシード油、ひまわり油などのオメガ6(リノール酸系)植物油…リノール酸により、慢性炎症になったり、神経細胞を殺してしまう。

◎少量で使うべき植物油
・オリーブオイル…とりすぎると大腸前がん細胞を増やしやすい。また脳出血促進作用あり。

◎とった方がよい油
・魚油…オメガ3系脂肪酸。クジラや青魚から摂取する。水銀などの有害物質の含有量などが気になるところ。
・ラード(豚脂)、牛脂…良質なものを使う。
・えごま油・シソ油…オメガ3系脂肪酸。酸化が早いのが気になるが、体によい。200度以下であれば、炒め物などにも可。
・亜麻仁油…加熱には向かない。ドレッシングなどで使う。

◎ココナッツオイルについて
ココナッツオイルは植物油にしては珍しく飽和脂肪酸を多く含む。よって、酸化に強く、脳の栄養にもなる。いまは入手困難だが、日本ではこれから健康油として浸透していく油のひとつ。しかし、ステロイドホルモンの代謝に影響を与えるという研究結果があるため、お勧めはできない。

※工業的な精製油は論外とし、ここでは言及しない。
※オリーブオイルについては別記事でまとめる。
※参照:川村堅司、奥山治美 著など。

吉冨信長さんのFacebookより

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=251649641682078&set=a.122416054605438.20617.100005111323056&type=1

Leave a Reply

WP-SpamFree by Pole Position Marketing