「子どもは病気を食べている」真弓定夫
行政や大企業は、子どもの健康を切り捨て、経済性を優先させている。
子どもを守るのは親しかいない。
ダメ親のせいで犠牲になっている子どもの、なんと多いことか。
子どもが病気になってからオロオロしても遅い。そうなる前に、学習すべき。
「子どもは病気を食べている(真弓定夫)」
この本は今から約20年以上も前に真弓定夫先生が出版された幻(?)の本です。
あまりにも面白く、かつエネルギッシュで、名著であることは間違いないです。ご存知の方も多いと思いますが、少し紹介させていただきたいと思います。小児科医の現場で感じたやるせなさが、ものすごく伝わってきます。
本文より。
「私の知る限りにおいて、経済性と子どもの健康の二者択一をせまられた場合、行政や大企業は、ほとんど例外なく子どもの健康を切り捨てて、経済性のほうを優先しています。」
「一人一人の親たちが、自分の子どもを守るのは自分たちしかいないのだという自覚を持って、本来あるべき正しい育児のあり方を再認識すべきだと思います。」
以下、目次から一部抜粋。
・子どもを診るなら、まず親を診ろ
・子どもの短命化が始まった
・白砂糖は中毒をもたらすクスリである
・牛一頭は脳みそから尻尾までたべる
・次代に汚染のツケを持ち越さない
・三里四方の食のすすめ
・土が命を生み出す全国の図書館に置くべき本です。