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乳がんの主な原因は、乳製品

04.27.2014 · Posted in 健康, 牛乳

乳がんのデータ。

乳がんの主な原因は、乳製品。
乳製品以外にもガン全般に関与しているものとして市販食用油や合成食品添加物などが挙げられるとのこと。

【乳がん報告書】

■統計
女性全体の10%が乳癌になり、そのうちの20%が死亡する。
ただし地域と性別によって罹患率は異なる。
日本女性の場合は4%、男性の場合は0.1%。

■原因
乳癌の最大の要因としては乳製品が報告されている。
代表的な報告者はイギリス在住のジェイン・プラント(インペリアル大学・応用地球科学教授)である。
彼女は医者ではないが自身の乳癌経験から乳製品が原因だという結論に行き着き、世界15カ国400万部のベストセラーとなる『乳がんと牛乳』を出版した。

その著書に記された主な根拠は以下の3つである。

□伝承的・疫学的な根拠
・ 裕福な女性しか乳製品を口にできなかった昔の中国では、乳癌は富貴婦病(金持ち女の病気)と呼ばれていた。
・ 当時イギリスの植民地であり唯一乳製品が消費されていた香港では近辺地域に比べて乳癌の発生率が著しく高かった。
・ 乳製品の消費量の多い西洋には乳ガンが多いが、消費量の少ない東洋には乳ガンが少ない。
・ 脂肪の摂取量が多くても乳製品の摂取量が少ない地域では乳ガンによる死亡が少ない。
⇒ [Stocks P. Breast cancer anomalics. Br J Cancer 1970;24:633-643.]
・ 東洋人が西洋に移住すると、1~2世代のうちに乳ガンの発生率が西洋人と変わらなくなる。
⇒ [Kliewer EV, smith KR. Breast cancer mortality among immigrants in Australia and Canada. J Natl Cancer Inst 1995:87:1154-1161.]
・ 日本では脂肪摂取量が少ないのに、乳製品の摂取量が多くなるにしたがって乳癌の発生率が高くなっている。
⇒ [Aoki S. Rekatuib if food consumption to cancer mortality in Japan, with special reference to international figures. Gann1977;68:1-13.]

□生理学的な根拠

・ 乳製品にはIGF-1を筆頭とする大量の成長ホルモンが含まれている。
・ 乳癌細胞にはIGF-1受容体が過剰発現している。
⇒ [Heldin CH. Growth factors:mechanism of Cell 1984;37:9-20.]

・ IGF-1はIGF-1受容体を介して乳癌細胞を増殖させる。
⇒ [Cullen KJ. Insulin-like growth factor receptor expression and function in human breast cancer. Cancer Res 1990;56:48-53.]

・ 培養乳癌細胞はごく微量のIGF-1に反応して増殖する。
⇒ [DeLeon DD. Effects of insulin-like growth the proliferation of human breast cancer cells. Growth Factors 1992;6:327-336.]

・ 血中IGF-1濃度が最も高い女性は最も低い女性に比べて乳癌になるリスクが3倍高い。
⇒ [Hankinson Se. Circulating concentrations of insulin-like growth factor-1 and risk of breast cancer. Lancet 1998;351(9113):1393-1396.]

・ 乳製品を摂取すると血中のIGF-1が増加する。
⇒ [Giovannucci E. Nutritional predictors of insulin-like growth factor I and their relation to cancer in men. Cancer E pidemiol Biomarkers Perv 2003;12:84-89.]

・ 乳製品の摂取で増えたIGF-1は乳癌を引き起こす。
⇒ [Macaulay VM. Insulin-like growth factors and cancer. Br J Cancer 1992;65;311-320.]

□薬学的な根拠
乳癌治療薬のタモキシフェンはIGF-1濃度を下げることで効果を発揮するが、これは乳製品乳癌説を科学的に裏付けたことになる。
なぜなら、ブラント教授の論点は「乳製品を摂食してIGF-1濃度の向上することが乳癌の原因になる」というものだからである。
⇒ [Pollak MN. Tamoxifen reduces serum insulin-like growth factorⅠ(IGF-Ⅰ). Breast cancer Res Treat 1992;22:91-100.]

■備考
乳ガンの根本的な原因が乳製品にあることを世界で始めて明らかにしたジェイン・プラントは、医学に大きく貢献したという理由で2005年に英国王立医学協会終身会員に推挙されたが、酪農業界は当然のことながら彼女の意見に猛反発して反対意見を突きつけた。
以下に記すのは酪農業界の反対意見とそれに対するジェイン・プラントの回答である。

□西洋の乳癌発生率が高いのは乳製品の消費量が多いからではなく汚染された環境の影響である。

A.日本の環境は西洋の工業国と似ているが、日本の乳癌発生率は西洋に比べて著しく低い。

□東洋の乳癌発生率が低いのは乳製品の消費量が少ないからではなく豆類に含まれる抗癌物質の影響である。

A.西洋にも豆を常食する地域があるが、東洋ほど乳ガンの発生率は低くない。

□IGF-1は消化管で分解されるので牛乳が乳癌の原因になることはない

A.ヒトの唾液中に含まれるIGF-1は消化分解されるが、牛乳中のIGF-1は蛋白質に包まれているため消化分解されない。
⇒ [Xian CJ. Degradation of IGF-Ⅰ in the adultrat gastrointestinal tract is limited by a specific antiseram or the cietary protein casein. J Endocrinol 1995;146:215-225.][Thoraburg W. Gastrointestinal absorption of epidermal growth factor in suckling rats. Am J physiol 1984;246(pt1):G80-85.]

実際にモンゴル・ウランバートルの学童にアメリカの市販牛乳を飲ませたところ、血中IGF-1濃度の上昇が確認された。
⇒ [Rich-Edwars JW. Milk consumption and the prepubertal somatotropic axis. Nutrition J 2007;6;28-35.]

■治療
乳癌の治療で最も重要なのは抗癌剤を打つことではなく、即刻食事からミルク、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品を全て除外することである。

IGF-1は微量ながら牛肉にも含まれているので乳製品と合わせて除外するのが望ましい。

ジェイン・プラントはこうすることで自分の乳癌を完治させたと証言しており、彼女の著書を読んで乳製品断ちをした不特定少数の女性もまたAmazonのブックレビューでそう証言している。

乳製品以外にもガン全般に関与しているものとして市販食用油や合成食品添加物などが挙げられるが詳しいことについては目下調査中である。

※インスリン様成長因子1(IGF-1)は主に肝臓で成長ホルモン(GH)による刺激の結果分泌される。IGF-1はソマトメジンCとも呼ばれる。人体の殆どの細胞、特に筋肉、骨、肝臓、腎臓、神経、皮膚及び肺の細胞はIGF-1の影響を受ける。インスリン様効果に加え、IGF-1は細胞成長(特に神経細胞)と発達そして同様に細胞DNA合成を調節する。

平沼載彦氏のFacebookより

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