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アトピーには、糖質制限を

05.15.2014 · Posted in food, 砂糖・糖質

皮膚に出ている症状を、クスリを塗布する対症療法でおさえてしまうと、根本的な解決には至らない。

「糖質過多で栄養欠乏です。低タンパク高糖質食の家庭で、よく見られる」という長尾氏の経験から、アトピーは糖質制限で、という見解。

アトピーの子ども

まだ小さい子どもがアトピーで肌がボロボロになっているのを見ると、とても心が痛みます。しかし、何事にも原因があって結果があります。その子のアトピーにも原因があります。まずは子どもの体に起こっていることを受け入れましょう。それが現実です。

アトピーは皮膚の病気だと思われていますが、皮膚は病気ではありません。だからこそ、アトピーにおいて最もやってはいけないのが、アトピーの皮膚に何らかの薬を塗ることです。皮膚科でもらった薬はもちろんのこと、漢方薬や民間療法の薬、ホメオパシーのレメディだろうがなんだろうが、一切塗ってはいけません。

皮膚が赤く腫れ上がっているのは、身体が皮膚を治そうとしている証拠です。そこに何かを塗ってしまうと、皮膚の治りを妨げてしまいます。創傷治癒における湿潤療法であれば効果もあるかもしれませんが、消毒効果や殺菌効果のあるものは一切塗るべきではありません。

そもそも人間の皮膚は、常に新しい細胞に変わっています。特に小さい子どもは細胞の新陳代謝が活発です。それだけ新しい細胞を作るための栄養を必要としています。ところが新しい細胞を作る栄養が不足すると、皮膚の新生が上手くいかなくなります。これがアトピーの原因の一つです。

ですからアトピーの子どもはほぼ例外なく栄養欠乏です。栄養欠乏にはもちろん飢餓や貧困といったものもありますが、現代社会で見られるほとんどが、糖質過多で栄養欠乏です。低タンパク高糖質食の家庭で、アトピーは良くみられます。

当クリニックでも歯科検診や歯科治療の際にアトピーを持つ子どもを見かけることがありますが、ほぼ確実に低タンパク高糖質食です。この代表がベジタリアンだったり玄米菜食やマクロビオティックです。親が厳密なマクロビであるほど、重篤なアトピーの子どもを見かけます。一方で高タンパク低糖質食でアトピーの子どもを、僕はみたことがありません。そりゃ、高タンパク低糖質食なら、そもそも歯医者に来るようなお口の疾患にだってなるわけありませんから。

やはり子どもの病気や不正咬合などを見るたびに、先住民族が妊娠前の特別の栄養食にこだわっている理由が痛いほど良く分かります。玄米菜食やマクロビを啓蒙している人たちは、この子どもたちを見てどう思うのでしょうか?まあ、現場に立たない人間だからこそ、好き勝手言えるのでしょうね。

長尾周格氏のFacebookより

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