震災から2年後の被災地の子どもたち「東北の子どもたちに希望を〜3・11から2年たった今、その影響と変化」
3・11から2年たち、子どもたちやその親たちは、どんな状態だろうか。復興の恩恵を少しでも受けているだろうか。そして、今、どんな支援を必要としているのか。
そんな疑問から震災後、さまざまな支援を行ってきたキッズドアは、調査を開始し、インタビューとアンケート調査を行った。
ご主人を津波で亡くし子どもたちと暮らす母親、津波で勤務先を流された母子家庭の母親と高校生、津波被害で学校を流された中高生たち、津波で校舎や生徒を亡くした教員、都内に母子避難してきた母親、福島から東京へ自主避難し、そして岡山へさらに避難した母子、福島から東京へ自主避難したがまた福島へ戻る決意をした母、避難者でありながら子どもたちの支援のための居場所としてNPOを立ち上げた男性など、それぞれ被災の状況も、その後の暮らしの様子も異なる。
2年たってみると、復興が進んで改善するどころか、より状況は複雑化して、支援のニーズも多岐にわたっている。
支援が必要な人は、まだまだたくさんいるなかで、手の届く支援は何か、自分ができる支援が何かを考えるために、ぜひ、多くの人に読んでほしい。