子どもの声がうるさい!という勝手な大人たち
「保育所の子供の声を巡って苦情が寄せられた自治体は7割。保育所の建設が中止・延期された事例も2件確認」
この国では、子どもは邪魔者扱い。
文句を言っているのは保育園の開園時間に家にいる年配者が多いんだろう。
子どもを伸び伸び育てるものではないのか?
自分の子ども時代は忘れたのか?
日本には子どもは不要ということか?
勝手な大人たちが言いたい放題の日本。
少子化が進むのも無理ない。
●子供の声うるさい…苦情で保育所整備滞る例も
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141203-OYT1T50079.html
(読売新聞 2014年12月04日 09時03分)
待機児童解消に向けた保育所整備が期待される中、都心部の保育所には「子供の声がうるさい」という苦情が寄せられている。
東京都内では、これらの苦情で保育所の整備が滞ったり、「何人も騒音を発生させてはならない」という都条例の規定を理由に訴訟に発展したりしたケースも。都は条例改正の検討を始めたが、静かな環境を求める声にも配慮が必要で、対応は簡単ではない。
「忍者さんになってそっと出て行くよ」。外に出る子供たちにそう声をかけている「愛里武蔵関保育園」(東京都練馬区)。閑静な住宅街にあり、近隣に配慮して歓声を上げさせないように注意している。2012年9月の開園後、すぐに「子供の声がうるさい」と近隣住民から電話があった。約300万円かけて園庭周囲と上部を防音材で覆い、週3日、各1時間しか使わないようにした。
現在、苦情はなくなったが、「庭は子供にとって絶好の遊び場。太陽の光を浴びさせて思いっきり遊ばせてあげたいのに」と保育士の表情は浮かない。
厚生労働省によると、全国の待機児童は今年4月現在2万 1371人、うち都内では8672人に上る。一方、今年3~9月、都内62の全区市町村を対象に実施した都のアンケート調査では、保育所の子供の声を巡っ て苦情が寄せられた自治体は7割。保育所の建設が中止・延期された事例も2件確認された。