fine-club.project approach with well-balanced mind for a balanced life

被災地の子どもたち、体力・学力の低下

03.11.2015 · Posted in 子ども, 震災復興

被災地は、震災前とは程遠い状態。そのうえ、震災で受けたショック、親の経済問題や住宅問題など様々な問題の解決の緒さえ見えない。

環境も整わないまま、そんな不安定な状態で、学校だけ通えるようになっても、子どもたちへの影響は大きい。

●宮城「体力学力低下」は2割
(NHK東北 03月08日 23時47分)

東日本大震災の発生から4年になるのを前に、NHKが宮城県の小中学校、250校あまりにアンケートを行ったところ、2割の学校が子どもの体力や学力が震災前に比べて低下しているなど子どもたちの発達に変化を感じていることがわかりました。

このアンケートはことし1月から2月にかけて岩手、宮城、福島の沿岸部の市町村にある公立小中学校を対象に行い、宮城県では383校のうち、67%にあたる258校から回答を得ました。
このなかで、東日本大震災の発生から4年となる今、震災前と比べて学力や発育の状況に変化が見られるか尋ねたところ、「大いに変化がみられる(2%)」と「どちらかというと変化がみられる(22%)」があわせて24%でした。

「変化が見られる」と答えた学校にどのような変化か複数回答で尋ねたところ、▼「体力の低下」と▼「学力の低下」がいずれも55%、▼「集中力の低下」が40%、▼「太りすぎ」や「やせすぎ」が22%でした。

変化の理由については▼「長引く仮設住宅での暮らし」が55%と最も多く、▼「親の別居や失業など家庭環境の変化」が53%、▼「部活動や外遊びが十分にできない」が50%などとなっています。
アンケートの自由記述では、「復興工事で通学路の安全が確保できないこともあってほぼ全員がスクールバスで登下校し、歩かなくなった」といった指摘が寄せられ、震災から4年となる今も子どもたちの学習や発達を支える環境に課題があることがわかりました。

http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150308/5980061.html

Leave a Reply

WP-SpamFree by Pole Position Marketing