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児童養護施設で暮らせる期間 22歳まで

02.27.2016 · Posted in 子ども

やっと22歳まで延長された!良かった!

児童養護施設では、18歳になるとでなければならず、高校卒業後、就職して自立を余儀なくされていた。

施設で暮らす子どもたちは、保護者に頼れないため、高校卒業前に住む場所探しや電気やガスなどの手続きなど、自立して生活する準備をしないといけないが、18歳は未成年なので、家を借りる保証人や敷金・礼金などの問題、携帯電話契約の保証人などで、施設の職員を頼らざるを得なかった。施設の職員が個人的に、お金を貸したりしているケースもある。

いきなり1人暮らしで仕事をするのも厳しいため、住み込みや寮がある仕事を選ぶ場合も少なくない。

実際に、18歳でぽんと社会に1人で放り出されて1人で生きていけ!というのはあまりにも酷だ。肉親も親戚も頼る人もおらず、仕事が長続きしない人やいろいろ問題を抱えてドロップアウトしてしまう人も多い。

高校卒業後、22歳まで施設で暮らすことができれば、18歳からの4年間でいろいろな経験ができ、自分の道を見据えながら将来を考えられると思う。

●児童養護施設で暮らせる期間 22歳まで延長へ
(NHK 2月26日 7時26分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160226/k10010422211000.html

虐待などのため親元を離れた子どもたちが暮らす児童養護施設について、厚生労働省は、原則18歳までとされている施設で暮らせる期間を22歳まで延長し、支援を強化する方針を固めました。

虐待や経済的な事情で児童養護施設で暮らす子どもたちは、18歳になると原則、施設を出て自立しなければなりません。

しかし、福祉の専門家などで作る厚生労働省の委員会では、進学を諦めたり転職を繰り返したりして生活に困窮するケースもあり、継続した支援が必要だと指摘されていました。
このため厚生労働省は、原則18歳までとされている施設で暮らせる期間を22歳まで延長し、支援を強化する方針を固めました。

合わせて、大学などへ進学し施設を退所する子どもには最大で4年間、家賃や生活費を実質的に支給する制度を新たに設けるほか、施設を退所した子どもたちが低料金で暮らせる自立援助ホームについても、退所年齢を20歳から22歳に引き上げることにしています。
厚生労働省は近く専門家の委員会で、こうした対策を取りまとめることにしています。

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