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貧困層的思考

05.05.2016 · Posted in 社会, 貧困

「貧困層的思考」
群衆心理を社会心理学的に分析されるようになったけれど、社会的に一定数は、こういう思考の人が占めるというのは仕方のないことなのかな。

いくら高等教育をして大学に行く人が増えても、いつの時代も全然変わらない。

群れとは、生物学的に、それぞれのレベルや役割を担う人数が、一定の割合で構成されるようになっているんだろうか。

長尾 周格氏のFacebookより
5月2日 18:28

感情に訴えかける

情報を読み解く際にポイントとなるものとして、その情報が論理的かどうかというものがあります。客観的事実に基づく論理的な話であれば、傾聴に値します。もちろん論理的な文章が必ず正しいとは限りませんが。

これに対し、人を欺いたり、陥れたり、騙したりするための文章には、共通の特徴があります。それは、「感情に訴えかける」文章であるということ。感情に訴えかけるような文章であれば、そのような文章はほぼ信憑性は無く、相手にするようなものではありません。

感情に訴えかける文章とは、恐怖心を惹起したり、同情を誘ったり、救済を匂わせたりと、人の共感を引き出すような文章です。論理的ではなく、ひたすら感情に訴える文章は、その受け手を選んだ文章です。

以前僕は貧困層の特徴として、「論理的ではなく感情的に考え、納得してではなく共感して行動する」と指摘しました。感情は人間の本能ですから、ごく原始的な思考を利用しているということです。感情は冷静な判断力を奪います。論理的思考は高度な訓練によってもたらされるものですから、誰でも持っているものではありません。それはFBの記事やコメントをみていても、容易に理解できるでしょう。

感情に訴えかける文章というのは、論理的思考をする人にとってはいかにも胡散臭く、低俗な文章に映ります。このような文章の典型は、宗教の勧誘のパンフレットにみられます。宗教、特に新興宗教が「貧乏人と病人」を相手にしたビジネスであることが、ここからも良く分かります。

ですから「○○すると病気になる!」とか、「○○すると不幸になる!」とか、「○○すると悲惨な死を遂げる!」とか、人を恐怖に誘う文章は、間違いなく騙すための文章です。こんな文章に釣られる人は貧困層でしかありません。同様に、「○○によって救われる」とか、「○○によって幸福になれる」とかも同様です。

そもそも感情に訴えかける文章を書く人って、とにかく頭が悪い人が多いから、文章構成一つとっても非常に読みづらく、読んでいて支離滅裂で突っ込みどころ満載だったりします。仕事柄そういう菜食系の人の本も読みますが、本当に疲れます。

貧困層的思考の人たちは知らないでしょうが、このような貧困層的思考の人たちをコントロールするテクニックというのは、古代から確立された技術として伝わっていて、今も昔もたいして変わってはいません。それでも騙される人がずっとい続けるということですから、世の中には学習しない人たちが今も昔もたくさんいるということなのですね。

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