保護された猫と犬のみ販売できる、サンフランシスコの条例
日本では法的に“モノ”扱いのペット。
ブリーダーが産ませて、子犬や子猫をペットショップで、軽々しく販売するから、ペットを飼うことの自覚のない飼い主が、めんどくさくなって捨てたり、保健所に持っていったりする。
本当に許せない!!
そもそもペットショップが、見た目だけで販売するから、小さな命が粗末に扱われる。
サンフランシスコのこの条例は画期的。
保護された猫や犬だって元は、販売されたのかもしれない。
命は同じ。
●「ペットショップで販売できるのは、保護された猫や犬だけ」
サンフランシスコで、新条例が可決される
(The Huffington Post)「ペットショップで販売できるのは、アニマルシェルターなどで保護されている犬や猫に限る」という新しい条例が、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコで、全会一致で可決された。
この条例の下でペットショップが販売できるのは、動物保護団体を通した犬や猫のみに限られる。また、生後8週間未満の動物の販売は禁止される。
この条例を提案した、サンフランシスコ市管理委員のケイティ・タン氏らは、「動物を愛する人たちは、たとえわずかな時間であっても、自分たちの家族であるペットが汚い檻に入れられている状況に耐えられません。それが1週間や1カ月、時には何年にもわたって続くなんて問題外です。それにもかかわらず、ペットを大規模生産しているブリーダーでは、動物たちがそういった酷い環境に置かれているのです」と地元紙サンフランシスコ・エグザミナーにつづっている。
これまで、ロサンゼルスやサンディエゴ、シカゴ、フィラデルフィア、ボストンといった都市が、ペットショップでの犬や猫の販売を禁止してきた。サンフランシスコも、そういった都市に加わることになる。
認可を受けたブリーダーは、この改正案での影響を受けない。犬や猫の販売が禁止されるのは「非人道的に動物を生産する大規模なブリーダー」だ。
「この条例は、そういった(動物を大量生産する)ビジネスがサンフランシスコに参入することを禁止します。そして、工場で大量生産するかのように、犬や猫に次々と子供を産ませる無責任なブリーダーを、抑止する効果があるでしょう」と、サンフランシスコ・エグザミナー紙に書かれている。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/19/san-francisco-pet-stores-can-only-sell-rescue-animals_n_14871076.html