ロキソニンの副作用に「腸の狭窄・閉塞」追加
頭痛、歯痛、関節痛などの痛み止めとして、使われている鎮痛剤「ロキソニン」。
どんな痛みにも効くので、医師はよく使っていたが、2011年から市販されるようになり、かなり安易に使われるようになった。
以前は処方薬だったということは、使い方を間違えると危険、副作用が多いということ。重大な副作用として「小腸・大腸の狭窄・閉塞」があげられる。
それをわかった上で使わないと、かなり危険。
●ロキソニンの副作用に「腸の狭窄・閉塞」が追加
厚労省が2016年3月22日付けで添付文書改訂を指示
厚生労働省は2016年3月22日、解熱鎮痛薬のロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名ロキソニン錠60mg、同細粒10%[第一三共]、ロキソプロフェンナトリウム内服液60mg「日医工」[日医工]他)など8剤に対し、医薬品添付文書の「使用上の注意の改訂」を指示する通知を出した。
ロキソプロフェンについては、重大な副作用に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が追加された。小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞が表れることがあるとして、「観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと」と追記した。過去3年度における国内副作用症例のうち、小腸・大腸の狭窄・閉塞関連症例は6例、そのうち因果関係が否定できないものが5例(死亡例はなし)報告されている。
これに伴い、厚労省はロキソプロフェンを含むOTC薬(ロキソニンS[第一三共ヘルスケア]他)に対しても、使用上の注意の改訂を指示。OTC薬での副作用症例は報告されていないが、添付文書の「相談すること」の項に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が追記される。
●「重大な副作用」が追加されたロキソニンは安全か?~医師による解説
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20160328-00055900/