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宮城県南三陸町 被災地(2)公的避難所:ベイサイドアリーナ

04.20.2011 · Posted in 震災復興

南三陸町の避難所で、最も大きいのがここ、志津川町総合体育館ベイサイドアリーナ。この日(4/11-12)には、1500人が避難しているといわれてたが、実際には500−600人くらいではないかといっていた。

体育館は地震で天井が落ちていて、まだ落ちる可能性もあるため、体育館の内部は物資の倉庫になっている。避難している人たちは、体育館の周りの通路にダンボールなどを敷いて暮らしている。




アリーナの正面には、国土交通省、報道関係、医師会など、さまざまな大型車がずらっと並び、人の出入りも激しい。まるで、なにかのフェスティバルのような雰囲気。


水がないので、トイレは大便と小便用がきちんとわけられている。


千葉、広島など、他県からの救急車などがズラッと並ぶ。


ベイサイドアリーナ正面玄関。


行方不明者探し、入浴やホームステイ、いろいろなお知らせや連絡などが、所狭しと貼られている。

入口入ってすぐ右側にあった子ども用絵本の本棚。

受付横のホワイトボードにもお知らせの貼り紙。物資もあふれている。

ダンボールで仕切ってひとりずつの場所が確保されている。

行方不明者の貼り紙。

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駐車場には、自衛隊の車や各県の支援を運ぶ大型車などズラッと並び、車を停める場所も探すほど。駐車場の横には、ボランティア登録所があり、団体・個人で登録ができる。毎日、何かしらのボランティアの仕事があるので、いった時間でボランティアの仕事内容を聞いて、人数にあわせて仕事をするというシステムになっていた。
ボランティアもバラバラくるので、それをさばくのに一苦労だとか。とにかく日に日に状況が変わるため、どんな仕事が、どれくらいの量で出てくるかわからない。

ボランティアも、2〜3日で代わると、いちいち最初から説明しないといけないので、本当に効率が悪いとのこと。物資もきちんとさばききれていないし、仕事もさばききれない。
自治体の職員は、2〜3日でかわってしまうので、仕事が途中で中断し、またいろいろな人や関係箇所につなげるのが大変だという。

誰か、1ヶ月くらいはりついて、全体を把握して、優先順位をつけて仕事や人をさばいてほしいというのが本音のようだった。

GW前には移動の話もあるが、避難している人の移転先はまだ決まっていなかった。

ボランティアと称して、よそから入ってきて、物資を盗む輩もいるという。

ホコリでFAX2台が壊れてしまった。携帯の電波も弱いのでFAXは重要な通信手段。みんなマスク着用。町が壊れ、アスベストが舞っているので、マスクは必須。

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