福島、18歳未満の避難者減少
18歳未満の避難者は4月1日現在、2万6067人で、前回調査(平成25年10月1日)に比べ、1550人減少。
「線量低下で環境がよくなった」とあるが、そういうことだけで、戻ったわけではない。
経済的な問題、家族分離の限界など、他の理由も多いはず。
●線量低下、子育て環境充実− 18歳未満の避難者減少
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/09/post_10657.html
(福島民報 2014/09/10 18:00)
震災と原発事故に伴う避難者数は減少傾向にある。18歳未満の避難者は4月1日現在、2万6067人で、前回調査(平成25年10月1日)に比べ、1550人減った。
このうち、県外避難者は1万3308人(前回比841人減)。市町村別で最も多いのは福島市の2371人で前回に比べて226人減った。次いで郡山市が2280人(同97人減)、南相馬市が2242人(同271人減)となった。県内避難者は1万2759人(同709人減)だった。
平成24年10月以降の避難者数の推移は【グラフ】の通り。県外避難は、県内への帰還などを背景に減少している。県は除染や自然減衰による空間放射線量の低下をはじめ、18歳以下の医療費無料化などによる子育て環境の充実が帰還につながっているとみている。ただ、避難生活の長期化による経済的な理由から、県内への帰還を選択せざるを得ない県民もいると推測される。
県によると、18歳未満を含む最新の県内避難者は8万322人(8月13日現在)、県外避難者は4万7149人(8月14日現在)、避難先不明者は50人で、計12万7521人となっている。
避難者が最も多かったのは24年5月の16万4865人(県内避難者10万2627人、県外避難者6万2038人)。ピーク時に比べ県内避難者は約2万2300人、県外避難者は約1万4900人それぞれ減少した。