にせものの醤油は、添加物だらけ
日本人なら、ほぼ毎日醤油を使うが、本当の醤油を使っているかどうか疑わしい。
本物の醤油は、大豆・小麦・塩のみで作られるが、スーパーなどにある市販で広く出回っている安い醤油は、醸造用アルコールが添加され、カラメル色素で色付けされていたりする。
もっとひどいのは、寿司パックなどに入っている小袋の醤油。あれは醤油ではなく、完全に模造品。
本来の醤油の材料に、いろいろな化学物質が添加されている。
味も、舌にピリピリする感じで、おいしくない。
醤油は、よく使うものだけに、危険でなく、いいものを選びたい。
●安いしょうゆは化学物質満載
本来のしょうゆは丸大豆しょうゆ(本物のしょうゆ)を基本として、昔ながらの製法で、手間も時間もかかります。1年以上もかけて作られます。原料は大豆・小麦・食塩のみ。そこから生み出される「うまみ」は奥深く、甘味や酸味、こうばしさなど、化学で解析できないぐらい複雑な味がかもし出されます。
さて、安いしょうゆの安全性はどうなのでしょうか。確かにしょうゆのような味がしますが、丸大豆しょうゆと比較すれば、別物だということが分かります。
製法も全く違います。主原料は、大豆油をしぼりとった後のかす(脱脂加工大豆)です。これを塩酸で分解すると、しょうゆのベースとなるアミノ酸液ができます。ここに、うまみはグルタミン酸ナトリウムで、甘さは甘味料で、酸味は酸味料で、こくととろみは増粘多糖類で、色はカラメル色素で補ったうえで、日持ちするように保存料を加え、最後に少しだけ本物のしょうゆで香り付けをします。
これが安いしょうゆの中身です。このように作られた「しょうゆ」をあなたは使いたいかどうかは自由です。私もよく講演でいうのですが、まず調味料から変えましょう。なぜならそれほどには値段が変わらないのと(もちろん若干高いです)、すぐにできるからです。
食品添加物の危険性.comによると、醤油の模造品は、下記のようにして作られているという。
大豆の搾りカスである脱脂加工大豆を塩酸で加水分解してできた旨味の強い大豆タンパク加水分解物をベースに、
・水を足し
・薄まった色をカラメル色素で戻し
・甘草などちょっとクセのある甘みを足しつつ
・リンゴ酸や乳酸、コハク酸をごく微量足し
・増粘多糖類でトロミをつけ見ただけでは区別の付かない模造品を作りあげます。
安い醤油は、危険ということは間違いないだろう。