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地域に密着しながら 横浜に生きる人の熱さを伝える

01.27.2011 · Posted in Interview, Media

横浜市民放送局・ポートサイドステーション  木村 静さん

●横浜の市民メディア放送局

「人の熱さや、生きていることを実感したいんだろうなって思うんですよ。そのために会いたい人がいて、聞きたい話があって、見たいものがあって。それを多くの人に伝えたい」。

木村静さんは、横浜市民放送局・ポートサイドステーションにおける番組の企画からインタビュー・撮影・編集・Webへの動画のアップから報告記事まで、横浜市民の様子をユーストリーム中継やインターネットを使って発信している。どの人に話を聞くか、どのイベントを取材するかは直感で選び、地域密着というキーワードで人の熱を感じさせる題材を取材し発信し続けている。 (さらに…)

「BRIDGE FOR PEACE」神直子さんの印象に残った言葉

10.20.2010 · Posted in Interview, 平和

フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ・プロジェクト
BRIDGE FOR PEACE」の代表・神直子さんは、フィリピンや日本の戦争体験者をインタビューし、そのビデオメッセージを日本やフィリピンなどで上映。戦争とはどういうものかを生の声で伝え、各国に暮らす人と人を結んでいる。

神さんを取材したときに印象に残った言葉を並べてみる。

フィリピンのコレヒドール島で
音声ガイドは、日本語と英語のガイドがあって、両方を聴いてみたが、内容が全く違う。
英語のガイドは、日本人がいかにひどかったかを話していて、日本語のガイドは、全くその手の話はナシ。
「こういう認識でガイドするのは、日本人にとっていいことではないので、止めてください」と抗議した。これじゃ、わかりあえることなんて、一生ありえない、と思った。 (さらに…)

戦争体験者のメッセージを平和につなげる

10.18.2010 · Posted in Interview, 平和

NPO法人 ブリッジ・フォー・ピース  代表理事    神 直子さん

●戦争経験者の声を届ける

フィリピンには、戦時中に日本兵からの仕打ちに傷付いたまま、癒されずにいる人が大勢いる。一方、日本には当時兵士として国に尽くしながらも、自分の行った残虐行為について語らずにやり場のない気持ちを抱えて生きている人がいる。

神直子さんが代表を務めるブリッジ・フォー・ピースは、その元日本兵のインタビューをビデオメッセージに収め、フィリピンや国内で上映する、平和への架け橋になる活動を行っている。 (さらに…)

人身取引被害から 若い女性や子どもたちを救う

07.30.2010 · Posted in Interview, 女性問題

NPO法人 ポラリスプロジェクト 日本事務所代表 藤原 志帆子さん

●人身取引の被害者への相談支援

「人身取引は、麻薬取引に継ぐ、第二の犯罪産業。被害者の8割が女性で、その半分が子ども。日本では法の不備や支援機関が確立されていないうえに、周りの無関心も加わり、身体・性的な暴力、ことばの暴力から発展する人身取引が急増しています」。

藤原志帆子さんは、ワシントンD.C.に本部のあるポラリスプロジェクトの日本事務所代表として、若い女性や子どもたちへの暴力防止と相談から始まる支援を行っている。性風俗産業でのうそや脅迫による犯罪被害、ビデオや雑誌などポルノ産業での暴力や脅迫などの被害、「援助交際」や性風俗産業に関わる子どもたちなど、犯罪に関する情報を匿名で受け付け、救済活動を続けている。 (さらに…)

第1回 セミナー【ココロとカラダのつながり】 Report

05.30.2010 · Posted in event

Fine-club projectの第一回 Stress&Relaxationセミナー【ココロとカラダのつながり】 を開催しました。

“StressとRelaxation”をテーマとした第一回目でしたが、講師であるヒロミさんの幅広いお話とワークで、体感し、気づき、多くを感じ、学んだ1時間半でした。

へぇという驚きや、なるほど!という納得、新しい感覚の体験を通し、これからの毎日をより心地よく、健やかに送るためのエッセンスやヒントを頂けたと思います。 (さらに…)

子どもだからこそできる活動を! 大人が支える、子どもによる国際協力

05.26.2010 · Posted in Interview, 子ども

NPO法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン  事務局長 中島早苗さん

●カナダの12歳の男の子が創設

「フリー・ザ・チルドレン」は、カナダでクレイグ・キールバーガー少年が創った「子どもによる、子どものための」国際協力団体である。

彼は小学校6年生の時に児童労働を知ってショックを受け、クラスメイトとグループを作り募金活動などをスタート。中学1年の時に南アジア5カ国を回り、想像以上の悲惨な現状に衝撃を受け、「この現状を変えるには実際に見たことを伝えていかないと」という思いから設立された。フリー・ザ・チルドレンのネットワークは現在、世界45カ国に広がり、北米だけでも5万人以上が活動している。

日本の「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)」は中島さんが設立し、現在、全国各地で18歳以下の約300人が、世界の子どもたちの貧困や児童労働からの自立支援のために、チャリティ・コンサートやセミナーなど様々な活動を行っている。 (さらに…)

日本の子どもたちを 大人たちの協力&協働でサポート

05.23.2010 · Posted in Interview, 子ども

NPO法人キッズドア  理事長 渡辺由美子さん

●子どもを取り巻く環境を良くしたい

「いじめ・自殺・貧困…。日本の子どもを取り巻く状況はどんどん悪くなっている。行政・地域・企業がそれぞれ子育てや教育を支援しているが実際に届いているのはごく一部。もっとたくさんの子どもたちにいろいろな体験や情報提供をできないだろうか」。

キッズドアを立ちあげた渡辺由美子さんは、「こどもと社会をつなぐポータルサイト キッズドア」での情報発信をベースに、子どもたちに向けて活動をしている様々な企業やNPO・団体などと連携してイベントや情報提供などの支援活動を行っている。 (さらに…)

3つのキーワード

05.20.2010 · Posted in view

今のキーワード

《全う》 《腑に落ちる》 《折り合いをつける》

人を陥れたり騙したりして、自分だけ得するようなのは人として終わってる。
人として《全う》 な人生を歩むためには、《全う》 なことをやっていくべき。

情報が多くて、それらしくものに押し流されたり、よくわからないまま流れに乗っていく場合も多いけれど、「腑に落ちない」ことをやることは、自分にとってやるべきことかどうかをよく考えなければいけない。

《腑に落ちない》ときは、なにか疑問を感じる身体全体からのサインでもある。そこに自分があるのに、あえて見過ごすことは、自分を見失うことになりはしないか。

よく考えてもなかなか《腑に落ちない》こともある。でも、やらなければならない状況にも追い込まれることも。そういうときに、自分の気分とやらざるをえない状況をうまく《折り合い》をつけなければならない。世の中好きなことばかりをやっていくのは難しい。ただ、自分の気持ちに《折り合い》をつければ、宙ぶらりんな状況からは脱することができる。

中途半端に考えずに進むと矛盾の悪循環となって、手をつけられない状態になって露呈する。そうすると、簡単には解決できなかったりする。

小さな矛盾のうちに折り合いをつけて《腑に落ちる》ようにすることが、地に足をつけることになるのだろう。

《腑に落ちる》ことを多くして、《全う》 な人生を歩みたい。

社会貢献事業とBOPビジネス

04.23.2010 · Posted in 社会貢献

最近、社会貢献やNPOづいている。
ビジネス、ビジネス、と叫んで金儲けしか考えない人たちとのつきあいがしんどくなり、あまり興味がわかない。

ベンチャーだ、ソーシャルメディアだ、と横文字をつらつらと並べて 「新たなビジネスを模索・・・」というのも、まだ誰も目をつけていないところにビジネスをつくって金儲けをしたいのだろうが、それは社会にとって、どうなの?と思うことが多い。

NGOやNPOで働きたい大学生もかなり増えてることに結構びっくり。 少しでも給料のいいところに就職したいという学生が多かった時代を考えると、世の中が変わろうとしてるのは確かなんだと感じる。

NPOで働いてる人たちは、給料も安いし、やるべきことたくさんあり、働いた分にみあったお金を手にできるかどうかはかなり難しいが、みんな頑張っている。何がそれほど人を突き動かすのか不思議だが、思いだけで、そこまで頑張れる人が多いのは、お金や地位やといったものとは、別の魅力があるからだと思う。

自分の「やりたい!」思いだからだろうが、そういう思いしか、モチベーションにつながらないと考えると、
やはり、想い、意志に裏付けされた動機は人を動かすものだ。

困っている人、社会的弱者に対して、なんとかしたいという想いを持つ人が多い。

社会貢献がちょっとしたブームになっていて、 本来、お金が集まる場所ではないのに、最近、その手のセミナーや集まりに広告代理店やら金融やらの人間がうろうろしている。不況のせいで既存の業界のお金が動かないので、新たな社会の動きはお金につながるニオイを嗅ぎつけたのか、参入方法を見つけたのか。

BOPビジネスというのを、昨年から経産省が支援している。

BOPとは「ベイス・オブ・ザ・ピラミッド」の略。当初は「ボトム・オブ・ザ・ピラミッド」の略称だったが、あまりに身も蓋もない言い方だったの で、呼び方が変わったらしい。 つまり、世の中の下の方、貧困層支援向けのビジネス。

貧困層でも買えるような値段で商品やサービスを提供すること。
「人を救う良い事だ!」と一見、見えるけれど、 考えてみれば、お金のない貧困層さえもマーケットとみなして、そこから金をとるわけで。 あくまで、商売しようとするこの考え方は、資本主義の本場アメリカから広がってきている。

貧困層を救うことと勘違いして、社会貢献だと思ってる人もいるらしいが、 結局、金儲け。 どこまでいっても、お金を儲ける人と、お金を払う人とに分かれる。

先日もある社会貢献起業家の集まりにきていた人が 「私は社会貢献には興味ないんだけれど、 企業が商品の売上の一部をNPOに寄付に回したいという企画を立ち上げて、それの提携先のNPOをコーディネートしている。あなたたち、使ったらどう?これを使えば、NPOも企業も、そのサービスを受けた消費者も みんな、得するんだから、いいじゃん」 というのを聞いて、ゲッ!!と思った。

最近は、昔のような金儲けを第一義にあげる銭ゲバみたいなのは嫌われるから、 外面は社会のためというフリをしながら、実はやっぱり金儲けしたい人が増えている。社会貢献でカモフラージュしたビジネス。「社会貢献ビジネス」ともいわれるが、社会貢献とビジネスが、共存するとは思えない。

複雑に巧妙になってるので、平和な日本人は、コロッとだまされる人も多いんだろう。お金にガツガツしてないだけで、いいというふうにも映るのかもしれない。が、根本的な部分は、どうなんだろう? 最終的には、社会貢献がしたいのか、お金設けがしたいのか。

この不況時に、そんなに外面ばかりよくしていたら会社は倒れるわけだが、社会貢献への投資が次のビジネスにつながると考えれば、チャンスなのかもしれない。しかし、なんでも商機に考える発想は、疑問に思う。

バランスよくやっるのはいいけれど、社会貢献の皮を着た狼が金を騙しとるようなことはやめてほしい。
騙すか騙されるかの境界線は、どこかというのは難しいけれど。